いちばんやさしいMr.ゲーム&ウォッチのアレの解説
※この記事は寝椅子さん(寝椅子 (@newenwere) | Twitter)主催の
スマブラ Advent Calendar 2020
の12月16日担当で作成した記事です。
おはこんばんちは(古語)!!
スマブラSPプレイヤーのほーずきと申します。
私はMr.ゲーム&ウォッチ(以下ゲムヲ)(安藤派ごめん)(ゲッチ派もごめん)(タゲムチって誰?)(げむち呼び可愛くないですか?)(みっちーもかわいい)(だがムッチお前は何)をメインに据えているのですが
このファイターはとても特色が強く、全体的な性能も高いために対策必須なファイターであることを昨今の動画やブログ記事を見ていて感じております。
そこで本記事ではゲムヲのちょっと気になるけど誰も解説していないアレについて
いちばんやさしくわかりやすく
解説していきます。
ゲムヲって相手にしたらだるいけどそもそもおめーー何だよ、誰だよって誰もが最初感じ考えざるを得ないと私は考えています。そこでこの記事です。
この記事を読めば、貴方は間違いなく
Mr.ゲーム&ウォッチ博士になれることでしょう。
何か嫌な予感がするだって?
いいからスクロールしていけブラクラとかそういうのないから。
まじで。本当だって。信じてくれ。
前書き長すぎてたぶん9割くらいの人がブラウザバックした頃だと思う。
はじめようか、偉大なる解説記事を……
Mr.ゲーム&ウォッチのモーションの原作解説記事を……
※もうお分かりかと思いますが
このブログにはタイマンストック3制限時間7分ルールにおけるゲムヲ対策要素、技の解説のようなものは何もありません。
ゲムヲのモーションには原作がきちんと存在する
ゲムヲの各種技、必殺技にはGAME&WATCHシリーズで発売された各種タイトルを冠した名称が宛てられています。
例えば上必殺技はファイアといって、燃え盛るマンションから避難する住民を救助隊員の持つパラシュートを三ヶ所に移動させて飛び跳ねさせながら救急車に真上から無限にぶち込む運び込むゲームをモチーフとしています。
スマブラX以降からは発生後にパラシュートを纏いふわふわと落下するという要素が加わりましたがこちらはその名の通りパラシュートという作品をモチーフとしています。何ならこの技、スマブラDXでは空N相当の技でした。
各種技名については以下の通りです。
区分(略称) | スマブラSP技名称 | 原作名称 |
---|---|---|
弱 | グリーンハウス | グリーンハウス |
DA | ヘルメット | ヘルメット |
横強 | ライオン | ライオン |
上強 | フラッグマン | フラッグマン |
下強 | マンホール | マンホール |
空N | トロピカルフィッシュ | トロピカルフィッシュ |
空前 | ボンアウェイ | マリオズボンアウェイ |
空後 | タートルブリッジ | タートルブリッジ |
空上 | スピットボールスパーキー | スピットボールスパーキー |
空下 | ドンキーコングJr. | ドンキーコングJr. |
上スマ | オクトパスヘッドバット | オクトパス |
横スマ | ファイアアタック | ファイアアタック |
下スマ | バーミン | バーミン |
NB | シェフ | シェフ |
横B | ジャッジ | ジャッジ |
上B | ファイア および パラシュート | ファイア および パラシュート |
下B | オイルパニック | オイルパニック |
掴み攻撃 | アラーム | - |
投げ全て | ボール | ボール |
最後の切り札 | オクトパス | オクトパス |
スマブラ大会実況でときどき各キャラの技名を意識して実況していることがあるのですが、ゲムヲが出て来るときに横文字のものが出てきたら技名なのでわかりやすいかなと思います。
この技のモーションは原作におけるコレ!!!!!
っていうのは調べればほんとにすぐわかると思うので割愛します。
たぶんようつべに動画とか上がっていると思います。調べてないけども。
唯一セメントファクトリーだけぶっちゃけマリオブラザーズの積み荷の完全にラッピングする直前の方がそれっぽくね??と言われているくらいか。特にSPは原作寄りの姿に変身するので具体的になりました。かわいいね。
ほんまか???原作でこんな無茶苦茶なモーションしませんけど。(ガチギレ)(感謝の発生6F真横ベクトル超吹っ飛ばし)
此処で大正昭和こそこそ噂話
スマブラDXからforまでの空前は『セメントファクトリー』という別技だったが
これは原作名が『マリオズセメントファクトリー』という名称になっている。
技変更になっているもののマリオズ系から来ている関連性は持たされていて、かつ同じ命名規則。こだわりを感じます。(実際のところは知らんけど)
あと『アラーム』はあくまでGAME&WATCHのアラーム機能を指しているため、原作作品という概念ではない。
すべての作品で利用可能な機能から命名されている。
そも、最初に発売した際は時計にゲームがついているのがコンセプトにしていたからなのだ。
ゲムヲの歩きをはじめとした諸動作にすら原作が存在する
このブログのメインテーマです。対戦よろしくお願いします。
実は、技以外の部分でもGAME&WATCHシリーズ各種タイトル内で使われたスプライトをモチーフとした要素が随所に使われています。
技以外のモーションで原作再現している例としてはソニックのブレーキモーション、シモン/リヒターの歩きやしゃがみ等が挙げられます。動きのような要素の薄い作品からだとスマブラでオリジナルなモーションが与えられますがこの御方は訳が違うという訳です。
見ているか、ランチ?
この記事では画像と共に詳細に解説させていただきます。
歩き中に何故かやる振り向きモーション
これです。歩きと伝えているのでピンときた方いらっしゃるかと思いますがこの御方何故か歩き中にときどき後ろを振り返ります。かわいいですね。
あとは待機中にも後ろに振り返っています。
どーでもいいですが2Pがガオガエンなのは単にランダムで出ただけで2Pのコンセプトとか何も考えずに撮影しました。まあ猫さんだし可愛いよね。私は犬派ですけども。
で、この振り向きの元ネタ作品があるわけです。なんと。
それがコチラ。
実は『ヘルメット』にて左から右の家に入って行く時の歩きモーションから来ていました。歩く系のゲームで振り向きがはっきり映っているのはこの作品くらいなので間違いない。(確信)(トリップ)(超幻覚)
後ろというよりは、背後の上空を見ているようなイメージでしょうか。
このゲーム、降ってくる工具を避けながら進む避けゲーであり、場合によっては後退も多々使うためこんなイメージが入ったことが推測されます。
ちなみに画像では二人出ていますが当時では滅茶苦茶レアな裏技があって、決まると画面に二人出てくるというものです。(引用元ではうまくいかなかったようなのでイメージ画ですが)
このブログ、私の手持ちの実物を使う機会がなくとにかく引用に頼っています。
読み終えた暁にはたくさん語っていらっしゃる引用元さんも是非ご覧ください。
レトロゲーはいいぞ。
なお振り返っているモーションだけならばタートルブリッジにも近しいものがあるのですが、このゲームは左右の往来が中心になっているため除外とさせていただきました。
ジャンプ中の回転
どんなモーションだっけ?とならないように大ジャンプのコマ切り抜きしてきました。
器用に一回転します。バックジャンプだときちんと後方回転します。
たまに回転するファイターもいるので何ですが、このモーションにも元ネタが存在しています。
スマブラシリーズを経るごとに性能がゴリゴリ変わっていって今やジャッジ9引いた時よりもこれで確定反撃取るだけで怒られることで定評のある『ファイア』でトランポリンで跳ね飛ぶ人がモチーフになっていると考えられます。
ぐるぐる回転するヒトが映る作品がファイアくらいしかないので、ほぼ間違いないでしょう。
余談ですがファイアで飛んでいる黒い人がスマブラにおけるゲムヲのベースキャラクターであると桜井さんからもコメントされていた筈ですがソースを見つけられませんでした。ファミ通のコラムか何処かで言及されていた筈。。。
すみませんソース知りたいので知っている方コメントやリプライください(他力本願)
ちなみに画像にあるような大開脚のモーションは上必殺技の方で見られます。
無邪気かわいい。
ゆっくり歩きや走行時のスキップ
なんだか体を傾けながら歩いてます。前後に揺れていてかわいいね!(強制)
すきっぷ!
これだけだとわかりづらいですが、走行中に時々両足を地から離したこんなモーションが見受けられます。うきうき勢かわいい。
酷似しているかはわかりませんが、似たモーションを使っているGAME&WATCH作品から見つけました。ほぼ此処から使っていったと推測しています。ますます。
アーケードゲー名作の移植作品、『ドンキーコング』ですね。神ゲーです。
本当に面白いのでGAME&WATCH版でもなんでも、是非遊んでみてください。
この移植版ですが、初めて十字キーを採用したゲームでもあります。
そしてニンテンドーDSのご先祖様ともいわれています。アイデアの宝庫なのです。
引用元ブログさんの方でわかりやすく解説されていますので、良ければアクセスしてみてください。愛を感じます。
ジャンプしているときのモーションがおそらく走行時のスキップの正体、
歩きモーションの傾き具合はほぼ此処からきていると見て間違いないでしょう。
この作品から来ているであろうモーションがもう1つあるので次で紹介します。
崖つかまりモーション
とぉっ!!(クッソはみ出し復帰)ってなっているやつですね。
ちなみにこんなはみ出さずに済む復帰もあるのでゲムヲ対策は崖の2Fや(ニチャア)とドヤらないようにしましょう。無論ゲムヲに限らず崖からはみ出る復帰のキャラについてはエッジガードで直接撃墜できるチャンスなのできちんと狙って……
このブログの趣旨はこんなまじめな話じゃねえので戻ります。
はみ出る復帰技まとめ誰か作ってくれ(丸投げ
このモーションに一番近いのがドンキーコングの作中のクレーンにジャンプして捕まるこの部分じゃあないかなって考えています。
飛び捕まるというのが正に崖つかまりに近い。結構崖に吸い付いてくれるのは原作で超無茶ぶりなアクションをしているから?
捕まりの派生で掴みモーションですが、これもほぼ同じアクションを踏んでいる作品があるので紹介します。
掴みのモーション(通称オタクの肩チョン)
これ掴めないんですわぁ。。。。。
因みにこれの元ネタ作品について考察したのは私ではなく、かつて関東のスマブラオフに来ていた、ことGAME&WATCHに関して言えば私よりも詳しく、コレクションも多いGAME&WATCH全一ゲムヲ使いの人が言っていたものであると先に名言します。
ゲムヲ愛全一は私!ってイキれますが(くそ)
まじでGAME&WATCHについては彼の方が博識でしたし熱意もありました。名前は敢えて挙げません。
ところでゲムヲの掴みをオタクの肩チョンって初めて呼んだ人だれですか???
あまりに的確過ぎるので賞賛したいです。
↓ちなみにこれがダッシュ掴みの判定GIF
ちなみにその原作と思しきものがこちら。
『マリオズセメントファクトリー』の、それもレバーを下げるモーションから来ているのではないかという考察がされていました。
が、まーーーじでそっくりです。オタクの肩チョン的なつっかかりようとか。
ゲーム的にも急いでレバーを下げないと!!な作品なのでレバーなんて長時間滞在しないんですけどそれが絵にも出ている様子です。いい仕事される。。。。
ちなみにスーパーマリオブラザーズではないです。マリオズセメントファクトリー。
スマブラのforまでの空中前攻撃がセメントファクトリーでしたが、原作はセメントファクトリーであることは上の方で触れているので皆様もうお分かりのはず。
ゲームとしては上と下に動くパネルエスカレーターに乗り移りながらベルトコンベアを流れてくるセメントを下の方に落として、最終的にトラックにじゃんじゃん積んでいくゲームです。エレベーターの判定が理不尽なのでゲームボーイギャラリーでいまモードでゆとりプレイするのがおススメ。(テレサが妨害で来るんだけどとってもかわいい)
アイテム上投げ時の片手万歳
よいしょ~~ってなっているアレですね。
これもルーツらしいものが見つかったので語りたく思います。
あったんすよ。一応。まじ。
でもマイナーすぎる作品だったもんで私がびっくりしました。
それがこの『ドンキーコングサーカス』です。
カラーが鮮やかでびっくりしちゃいますがこれもGAME&WATCH作品です。系統としてはパノラマスクリーンシリーズ。
ちなみにこの作品は海外限定です。私もこれについては実機は未だ見たことない位にはレア作品です。(参考画像がオークションサイトのばかりで不安だったので、プレイ動画さんのスクショで代用します。他の方のコレクションがなければこのブログは文しかない質素なものになってしまう。。。。
片腕だけ挙げているのが正にそれにあたります。
こんなところからモチーフにしてきたという幻覚を見客観的事実が恐ろしい。桜井さん、細やかなお仕事されております。。。。
ちなみにこのゲーム自体は触ってはいけないオブジェクトが追加されたシェフっぽいゲームのようです。右にいるマリオっぽいおじさんが一切動かないのが一周まわってシュール。そもそもシュールなゲームが多いのは今に始まったことではない。
重いアイテムを運ぶときのモーション
タイマンルールでもワリオのバイクが重いアイテム相当なので持って歩く時はこのモーションをしてくれます。にじりにじり。
にじりにじり歩くのはゲーム内の仕様だとして、この持ち手にはモチーフとなる作品がありました。ヒントはスマブラSPでも使っている技。
正解は『ボンアウェイ』の爆弾を運んでいるマリオの手でした~。
(画像真ん中の人の持ち手)
この部分はスマブラでもやっています。
落とす時が画面左の人が爆弾落とすときのそれ。
大層なものを扱うのはどちらも同じなんですね。
いや、ボンアウェイの爆弾が爆発しているの原作的にはダメじゃん!!!ってなりましたが。強いからいいか。
下アピールのため息
1発で3.6%くらい貰いそうなものを口から出している。
下アピールのモーションはもともと手足広げて万歳ジャンプするものだったのですが
スマブラforからはこの溜息に変わりました。何故煽り性能が上がるのか。
スマブラのCPU普通に撃墜アピールしてくるしやっぱりアピールは煽りボタンだとはっきりわかnこのブログはノンケです。これだけははっきりと真実を伝えたかった。
ちなみにこれもきちんと原作モーションがあります。それもはっきりと。
んそれがコチラ(HIKA●IN調)
『マリオブラザーズ』のインターバル中のモーションにそっくりそのままのものがありました。
スーパーマリオブラザーズではないです。マリオブラザーズ。
これは単に推測ですがGAME&WATCHの方が先行(1883年発売)だったのでファミリーコンピュータとしての最初のタイトルはスーパー と付けたと考えています。
マリオシリーズ35周年記念サイトでもきちんとスーパーマリオブラザーズから数えていっています。
左右画面下の方にいる二人の人影は、ゲーム中で瓶詰め~包装~トラック積み込みしてトラック一台分積むとトラック発車~休憩~右上のベルが鳴る~空のトラックが来てゲーム再開のアニメーションが挟まれる際の休憩モーションです。溜息ついています。
このゲーム、ミスすると上司っぽい人に怒られるアニメーションがあったり重労働感をひしひし伝えてきているんですよね。そりゃ一仕事終えたら一息つくというか。
スマブラは重労働だったんやなって。
これは愚痴ですが、マリオシリーズ35周年の時、ぶっちゃけボールじゃなくてこの作品と、セメントファクトリー、ボンアウェイが入って欲しかったなと思います。現役時代の時にもボールのリメイクでマリオがお手玉するやつ(マリオジャグラー)ありましたからね。
ちなみにGAME&WATCH最後の作品がこれです。まじで35周年作品に入れるとしたらせめてならこれで良いのでは?????と思いましたハイ
ボールの方が1回リメイクしているし最初の作品の方が知名度高くなるのは自明の理だし何も言えん……
いや、まさかのGAME&WATCHとして記念作品を作ってくださっただけでも頭が上がらないんですけどね!!!!!!!!!!!!!!!!
公式作品の市場供給、
誠に感謝申し上げます。
私の調査でも分からなかったモーション
重いアイテム上投げ時のジャンプ
このよくわからん伸びジャンプ!ちょっと癖になる。
上に同じくワリオバイクで見れるので暇があればやってみようね。
とても特徴的なので絶対元ネタがあるはずだと調べていましたが
もうファイアかパラシュートの落下モーションのどれかでいいですかとなる位には見つけられませんでした。本当に悔しい。
有識者、求む。
まとめという名のダイレクトマーケティング
いかがだったでしょうか?
こじつけが9割ですが1割くらいは「あ、そっくりだ」と思っていただけたらなら幸いです。
Mr.ゲーム&ウォッチという存在や設定はスマブラにおけるオリジナルキャラクターですけれども、そのルーツは原作準拠であったと……伝わったのであればこれ幸いです。
GAME&WATCHシリーズはゲームボーイギャラリーという移植作品のそのまた移植がニンテンドー3DSやWiiUで遊べるので、帰省してこれらに触れられる方は一度遊んでみてはいかがでしょうか?ハマること間違いなし。
おすすめはWiiUで購入できるゲームボーイギャラリー4です。
もともとは日本で販売されていなかったものが、バーチャルコンソールにて全和訳されて発売されました!神に感謝。
ちなみにこの作品はスマブラDXより後に発売されたもので、
マリオとゲムヲのセリフが見られます。
ゲムヲのセリフが見られます。
じゃ、漬物石からインターネット接続して購入しようね。
筆者も実家にギャラリー4をダウンロードした漬物石を置いたままなので
2021年こそ現住宅に持ち込もうと思います。
そろそろ成分が尽きそうなので。持ってきたら遊ぶ配信もしようかなと。
ダイレクトマーケティングもできて悔いはないです。
これでとりあえず2020年は終えられそうです。
来年もハッピーゲムヲライフを皆様お過ごしください。
ゲムヲもGAME&WATCHも嫌いな人は悔い改めてから年を越してください。
悔い改めて……
良いお年を!